コーヒーブラウンの屋根は後悔する?色の特徴と外壁との組み合わせ、遮熱塗料の選び方・施工事例

屋根の塗り替えや屋根リフォームで「コーヒーブラウン」を候補にしているけれど、「暗くて暑くならない?」「外壁と合わなかったら後悔しそう」と迷っていませんか。コーヒーブラウンは、深みのある落ち着いた茶色で、屋根の定番色のひとつです。

この記事では、コーヒーブラウンの屋根の特徴とメリット・デメリット、遮熱塗料を選ぶときの日射反射率の見方、合う外壁の色、色選びで失敗しないポイントを、熊本で屋根塗装を行う株式会社佐藤塗装が、塗料メーカーの公開情報と当社の施工事例をもとに紹介します。

コーヒーブラウンの屋根とは?色の特徴

コーヒーブラウンは、コーヒー豆を挽いた粉のような、黒に近い深みのある茶色です。塗料の色名としては、例えば日本ペイントの屋根用遮熱塗料「サーモアイSi」に「クールコーヒーブラウン」があります(日本ペイント「サーモアイSi」)。

ただし、同じ「ブラウン」でも、メーカーや製品によって色名も色味も異なります。当社が加盟するアステックペイントの屋根用遮熱塗料「シャネツテックⅡSi-JY」の色には、茶色系として9113ラセットブラウン、9114キャビアブラウン、9115マホガニーがあります(アステックペイント「シャネツテックⅡSi-JY」)。「コーヒーブラウンのような色」と考えている場合は、使う塗料の色見本で近い色を比べて選びます。

屋根にブラウンが選ばれる理由

屋根は、黒やグレー、ブラウンなどの落ち着いた色が選ばれることの多い場所です(屋根の色で人気なのは?)。中でもブラウンは、温かみがあり、洋風・和風どちらの住まいにもなじみやすい色です。ベージュやアイボリー、白などの外壁と合わせやすく、木目調の玄関ドアや、瓦屋根の多い街並みにも調和しやすいのが特長です。

コーヒーブラウンの屋根のメリット・デメリット

メリットデメリット・注意点
落ち着いた、重厚感のある印象になる暗い色のため、明るい色より日射を吸収しやすい
ベージュ・アイボリー・白など、外壁の色を選びやすい黄み・赤みのある色なので、青みのある外壁やサッシとは合わせにくい
周りの住宅や街並みになじみやすい色見本と実際の屋根では、見え方が変わることがある

屋根材の種類によっても、同じ色の見え方は変わります。凹凸のあるセメント瓦やスレートは影ができて落ち着いて見え、表面が平らなガルバリウム鋼板やトタンなどの金属屋根は、つやが出て明るく見えやすい傾向があります。粘土瓦は基本的に塗装しないため、瓦屋根の場合は外壁の色を屋根に合わせて選びます。

暑さについては、遮熱塗料を選ぶことで、暗い色でも日射をある程度反射させることができます。数値の見方は次の章で紹介します。色味の相性は、外壁だけでなくサッシや玄関ドア、雨樋の色も含めて考えるのがポイントです。

遮熱塗料で選ぶときの日射反射率の見方

屋根用の遮熱塗料は、日射(特に熱の原因となる近赤外線)を反射して、屋根の温度上昇を抑える塗料です。日本産業規格には「JIS K 5675 屋根用高日射反射率塗料」があり、日本ペイントの「サーモアイSi」はこの規格の2種2級に該当する製品として紹介されています。メーカーが公開している色ごとの日射反射率の一部は次のとおりです(日本ペイント「サーモアイSi」)。

色(サーモアイSi)全日射反射率近赤外日射反射率
クールホワイト91.0%87.8%
クールライトブラウン53.8%78.3%
クールブラウン39.0%71.3%
クールコーヒーブラウン31.1%61.4%
クールチョコレート28.4%58.2%
クールブラック28.4%61.0%

白に近い色ほど反射率は高く、コーヒーブラウンのような濃い色は低くなります。一方で、濃い色でも近赤外線の反射率は60%台あり、遮熱塗料ではない一般的な塗料と比べて、暑さ対策の効果が期待できます。暑さを重視するなら、同じブラウン系でも少し明るい色を選ぶのもひとつの方法です。

アステックペイントの「シャネツテックⅡSi-JY」は、全20色のうち16色でJIS K 5675の日射反射率の試験項目に合格しており、ラセットブラウンやキャビアブラウンも、この16色に含まれています(アステックペイント)。遮熱塗料の効果と注意点は遮熱塗料の効果とは?で詳しく解説しています。

コーヒーブラウンの屋根に合う外壁の色と、選び方

外壁の色仕上がりの印象合わせるときのポイント
アイボリー・クリーム明るく、やさしい屋根と同じく黄みのある色で、なじみやすい
ベージュナチュラルで温かみがある屋根との明るさの差をつけると、ぼやけない
白・オフホワイトすっきり、清潔感がある真っ白より、少し黄みのある白が合わせやすい
グレージュ落ち着いた、上品な印象茶みを含むグレージュを選ぶ
明るめのブラウン統一感があり、重厚外壁を屋根より明るくして、メリハリをつける

屋根と外壁の色は、色味(黄み・青み)をそろえ、明るさに差をつけるとまとまりやすくなります。配色の基本ルールは屋根と外壁の色の組み合わせ、ベージュとブラウンの組み合わせはベージュ×ブラウンの外壁で紹介しています。

サッシ・玄関ドア・雨樋の色も確認する

屋根と外壁だけで決めると、塗り替えないサッシや玄関ドアと合わないことがあります。ブラウン系や木目調のサッシ・ドアならコーヒーブラウンの屋根となじみやすく、黒やシルバーのサッシの場合は、外壁を白やグレージュにして、屋根の茶色を引き立てるとまとまります。雨樋や破風などの付帯部は、屋根に合わせてブラウン系にすると統一感が出ます。

色見本は大きめのものを、屋外で確認する

小さな色見本は、広い面に塗ると明るく、鮮やかに見えやすくなります。また、日本ペイントも、ウェブサイト上の色はモニターの表示のため実際の塗料の色とは異なり、実際に近い色は色見本帳で確認するよう案内しています(日本ペイント)。当社では、色見本やカラーシミュレーションに加えて、試し塗りで実際の色を確かめていただけます。色選びの失敗例と対策は外壁塗装の色選びで失敗しないコツで解説しています。

ブラウン系の屋根の施工事例

当社でブラウン系の色を使って屋根を塗装した事例です。塗料や色名は各事例のページに掲載しています。

事例屋根の色(塗料)外壁の色
菊池郡の戸建て住宅ラセットブラウン(スーパーシャネツサーモSi・遮熱)メリーノとワームクレイの塗り分け
熊本市北区の戸建て住宅キャビアブラウン(シリコンフレックス)クールホワイト(超低汚染リファインSi)
菊池郡のアパートココナッツブラウン(SKプレミアムルーフ)2色の塗り分け(SKプレミアムシリコン)

明るい外壁にブラウンの屋根を合わせると、外観全体が引き締まり、落ち着いた印象になります。ほかの事例は施工事例でご覧いただけます。

屋根塗装の費用の目安

屋根塗装の価格は、屋根の面積や屋根材の種類、傷みの程度で変わります。当社の料金ページに掲載している屋根塗装の目安です。色による料金の違いはありません。足場代は別途で、正確な金額は現地調査のうえでお見積りします。屋根材の割れがある場合は、塗装の前に部分的な交換や補修が必要になることもあります。工事の保証の内容も、見積もりの際にご確認ください。

屋根塗装30坪40坪
シリコン17万円〜22万円〜
フッ素21万円〜28万円〜
無機・フッ素27万円〜34万円〜

塗装は、高圧洗浄で汚れや苔を落とし、下地を補修してから、下塗り・中塗り・上塗りの順に行います。スレート屋根では、重なり部分のすき間を確保する縁切りも大切です(タスペーサーとは?)。熊本での屋根塗装の料金や時期は熊本の屋根塗装で解説しています。

コーヒーブラウンの屋根に関するよくある質問

Q. コーヒーブラウンの屋根は、夏に暑くなりませんか?

明るい色に比べると日射を吸収しやすい色です。遮熱塗料を選べば、濃い色でも近赤外線をある程度反射できます。色ごとの日射反射率はメーカーが公開しているので、候補の色の数値を比べて選びましょう(日本ペイント「サーモアイSi」)。

Q. 屋根だけブラウンに塗り替えても、外壁と合いますか?

外壁が白・アイボリー・ベージュなど黄みのある色なら、合わせやすい組み合わせです。外壁が青みのあるグレーやネイビーの場合は、ブラウンより黒やグレー系の屋根のほうがまとまることもあります。外壁の色別に合う屋根の色は屋根と外壁の色の組み合わせで紹介しています。

Q. 塗る前に色を確かめられますか?

はい。色見本やカラーシミュレーションに加えて、試し塗りで実際の色を確かめていただけます。屋根は外壁より見る距離が遠く、日当たりでも見え方が変わるため、明るい屋外で確認するのがおすすめです。

まとめ|コーヒーブラウンの屋根は、外壁・サッシとの相性と遮熱性で選ぶ

  • コーヒーブラウンは、落ち着いた印象で外壁の色を選びやすい屋根の定番色
  • 色名や色味はメーカーごとに異なるため、使う塗料の色見本で近い色を比べる
  • 濃い色は日射を吸収しやすいため、遮熱塗料の日射反射率を確認する
  • 外壁は黄みのある白・アイボリー・ベージュなどが合わせやすい
  • 屋根塗装の目安は30坪でシリコン17万円〜など(足場代別途)

株式会社佐藤塗装は、熊本市北区に本社を置き、2023年3月には熊本市南区城南町にも営業所を開設した塗装会社です。アステックペイントの加盟店として屋根用の遮熱塗料を扱い、足場の設置まで自社で対応します。色見本・シミュレーション・試し塗りで、納得できる色選びをお手伝いします。無料の現地調査・お見積りのご相談はこちら